40代の転機
30代のなかばごろまで、
「もしかしたら、 私ってなんにも運動しなくても、お腹なんて出ないタイプなのかも?」
と本気で思っていました。
周りの友人たちにも、
「タカコちゃんはいいよね、スリムで。」
なんて言われ続けてその気になっていたものです。
それが、なんということでしょう?
30代も後半にさしかかったころ、
「おや?」
と思い始め、40代からはみるみるうちに自慢のボディラインが総崩れに。
今思うとそこらじゅうの筋肉が弱り始めていたのですね。
おそろしいものです。
ところがそうなってみても、
スポーツは経験も無ければ興味もない。
もちろんできっこないし、しんどそうだし。
太鼓をたたいたり、ピアノを弾いたりが大好きな、極めて文化系な生活を
送っていたのでした。
が、転機は突然やってきました。
46歳の春。
寝耳に水の人事異動。
青天の霹靂。
長年働いてきた職場を離れ、
同僚は男性主体のまさに3K部署へ異動。
あ、3Kってもしかしたら死語ですか?
はい、「きつい」「汚い」「危険」が正解です。
同僚は全員私よりも年下男性、しかも体育会系(^^;)
どちらかというと頭よりも体を使う労働がメイン。
しかも、外仕事多し。
冬の寒さに凍え、夏の炎天下でフラフラになってのお仕事です。
異動が決まったとき、いっそ辞めようかとも思いましたが、
いや待て、辞めるのはいつでも辞められる。
やってみもしないで逃げるのはバカだ。
そう考えて、その日から一転、新天地(?)での仕事が始まったわけです。