アラフィフお一人さまが通る

アラフィフのお一人様が、趣味の自転車・筋トレ・ジャズ、ときには介護について思いつくままぐだぐだと綴ります。

西国三十三ヵ所巡礼 第三十三番満願霊場谷汲山華厳寺

平成26年1月に西国三十三ヵ所巡礼を始めて、早2年と4ヶ月。

きのうは満願霊場岐阜県は谷汲山へ行ってきました。

満願霊場の地は踏みましたが、実は満願まではあと三ヶ寺と番外2ヶ寺を残しています(-_-)

 

さて、私の住む京都から岐阜の谷汲山まではJRと樽見鉄道、現地のコミュニティバスを乗り継いで行きます。

朝9時発のJR米原行き新快速に乗るべく、同好の士と京都駅のホームで待ち合わせました。お天気は上々、巡礼日和な一日の予感。

ちょっと暑くなりそうなので、ホームの自販機で買ったミネラルウォーターを持参した水筒に詰め替えて準備完了、JRに乗り込みました。

けっこう混んでいたため、車内で同好の士とは別々の席に座りました。

で、退屈マギレに次に乗る樽見鉄道のHPを見てみると、ラッキーなことに普段は2,000円の一日フリー切符が、期間限定で1,000円になっているではありませんか!

(限定といってもそれは表向きで、おそらく年間のONシーズン中はずっとこの値段と思われる)

京都へ戻ってくる時間を考えて、帰りは揖斐へ出て養老鉄道→大垣→京都のコースを予定していたのを、急遽変更、往復樽見ちゃんloveで行くことに(。-_-。)ポッ

 

しかし、何か知らんが、車内が異常に

寒い ☃ 

家を出るときは半袖Tシャツに薄手のデニムシャツでは暑いかな?と思うほどの気温だったが、とにかく

寒い ☃

JR 、冷房強すぎやし(ToT)

震えながら米原、大垣とJRを乗り継ぎ、樽見鉄道に乗り込んだときにはちょっと尿意が。。。(>o<)

しかし、鉄道各社の気配りが完璧なせいか、きわめてスムーズな乗り継ぎ体勢が確立されているため、トイレに行く時間がない。

鉄道もバスも本数が少ないため、ここで乗り遅れると1~2時間のロスが生じる恐れがあり、ここはやはりガマンの40分しかあるまい。

冷房車に震えながら尿意を誤魔化そうと、ベッキー不倫問題、株式相場、歴代都知事の金銭問題および政治センスについて、など思いつくまましゃべりまくりながら谷汲口駅へ到着。

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駅のトイレをチラ見してみたものの、積極的に使いたいタイプのトイレではなかったのでもう少しガマンすることにして、待機していたコミュニティバスに乗り込みました。

6分ほどで門前に到着~ バス代100円とめちゃ良心的な料金によろこぶ。

で、まずはトイレへ。

 

バス停からは、けっこうにぎやかな門前町を歩く。

ここは桜と紅葉で有名なところ、今はシーズンOFFなので、人もまばらでのんびりした雰囲気。新緑はとても素晴らしく、静かに自然を満喫できます。

 

ここは満願霊場、最後の札所とあって、巡礼でいただいた納経帳やお軸の表装などをしていただけるお店が充実していました。

お店のかたのお話によると、最後の霊場であることに加えて美濃和紙の伝統的産地であるということで、こういったお店が多いのだとか。

記念に青虎目の念珠をGetしました。(美濃和紙とはなんの関係もないが・・・)

 

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 西国三十三ヵ所観音霊場のお寺の中には、まわりにはほとんどお店らしきものがなく、

ときにはお昼ご飯にも事欠くこともあるのですが、ここ谷汲山華厳寺はそういったことに困ることは一切なく、なかなかの充実ぶりでした。

沿道は桜の並木道になっていて、季節にはそうとう見応えのある風景になりそうですね。

 

お昼ご飯を軽く済ませていざ、お参りへ。(やっとかい!)

 

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立派な仁王門をくぐると、広い参道が本堂前の石段まで続きます。

写真は本堂への石段。

堂内の大きな提灯が目を引きます。

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本堂の柱にかかる「精進落としの鯉」。

いにしえの巡礼者たちは苦労の末にたどり着いた満願霊場で、この鯉を撫でてほっと一息ついたと言われているそうな。

 

【当山では西国三十三番の結願札所として花山法皇が詠まれた御製三首の御詠歌にちなんで三つ御朱印を行っております。また三つの御朱印とは本堂(観音堂)・満願堂、笈摺堂を指し、それぞれ現世・過去世・未来世を意味するとされています。】(公式HPより)とのことで、ここではなんと三種類のご詠歌が!!

 

 えっ!? なんですと?

そんなこととはつゆ知らず、これまで集めてきた「白檀」の葉っぱ型用紙(御詠歌用にしている)を2枚しか持ってきていない(>o<)

く~~~ ここまで来て痛恨のミス!!

 

ということで、御詠歌は2首を1枚にまとめていただくことに。。。

 

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 本堂には「戒壇巡り」もあり、真っ暗で静まりかえった戒壇下を手探りで進んでいき、

最奥にある鍵に触れて戻ってくるというアトラクションもあります。

 

本堂から廊下を進むと「満願堂」「笈摺堂」「子安観音」を経て、奥の院へと続く道に出ます。

今回、時間の都合で奥の院へは行きませんでしたが、奥へ続く道の入り口付近になぜか大勢のタヌキさんが。

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 見ざる言わざる聞かざるのタヌキ版?


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遠かったですが、見応えのあるお寺でした。

 

さて、今年中に三十三ヵ所行けるかな?

満願成就目指してがんばりま~っす(*^_^*)